もうはまだなりまだはもうなり

読み方

もう は まだ なり、 まだ は もう なり

意味

相場では、「もう上がり切った(または下がり切った)」と思われる時でも、値動きはなお続くことがある。反対に、「まだ上がる(または下がる)」と思われる時には、すでに転換点が近いことがある、という教え。大勢の見方や自分の思い込みだけで将来を決めつけてはいけないという意味でも使う。

由来

株式・商品取引などの相場に関する格言として広まった表現である。明確な作者や成立年は不明。近世以来の米相場を含む日本の相場文化の中で培われ、近代以降、株式市場の格言として定着したと考えられる。「もう」と「まだ」を対比させ、市場参加者の心理と予想の外れやすさを端的に表している。

備考

主に投資・相場で用いる格言。「もう」は値動きが終わったという判断、「まだ」は値動きが続くという判断を指す。売買を必ず逆に行えばよいという意味ではなく、相場予測の難しさを戒める表現である。

例文

  • 株価が急騰して「もう天井だ」と決めつけるのは早い。相場では、もうはまだなり、まだはもうなりと言う。
  • 皆が『まだ円安は続く』と強気になっているからこそ、もうはまだなり、まだはもうなりを意識して慎重に判断した。
  • 新商品の流行も、まだ伸びると思った時には勢いが落ちることがある。もうはまだなり、まだはもうなりだね。

類義語