心曠神怡
読み方
しんこう しんい
意味
心が広々として晴れやかになり、精神がのびのびと安らぐこと。景色のよい場所に来たときや、悩み・わだかまりが消えて気分が爽快になるさまを表す。
由来
中国・北宋の政治家・文人、范仲淹の散文『岳陽楼記』に見える「登斯楼也、則有心曠神怡、寵辱偕忘」に由来する。成立は北宋の慶暦6年(1046年)ごろ。「心曠」は心が広々と開けること、「神怡」は精神がよろこび安らぐこと。
備考
漢文調で格調の高い表現。日常会話よりも文章語・随筆・紀行文などで用いられ、雄大な景色や静かな安らぎを述べる場面に合う。
例文
- 山頂から雲海を眺めていると、まさに心曠神怡の思いがした。
- 長い仕事を終えて温泉に浸かると、心曠神怡として疲れがほどけていった。
- 湖畔の静かな朝の空気は、訪れる人を心曠神怡の境地に誘う。
- 彼女は庭の花を眺めながら、心曠神怡たるひとときを過ごした。
- 都会の喧騒を離れて森を歩くと、心曠神怡として気持ちが澄んでくる。